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● 「瀬戸ジャイアンツ」(桃太郎ぶどう)
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「桃太郎」の故郷岡山には「桃太郎」の名前を冠した「ぶどう」があります。
しっかりとした食感で種は無く、しかも皮ごと全部食べることができ、マスカットのような外見で、よく見ると桃にあるような「くぼみ」。
これが「瀬戸ジャイアンツ」「桃太郎ぶどう」です。
1.「瀬戸ジャイアンツ」の由来
瀬戸町のぶどう育種家花澤茂氏(花澤ブドウ研究所 http://www.setogiants.com/ )
が、昭和54年に「グザルカラ」と「ネオ・マスカット」を交配し選抜育種した品種です。
平成元年に「瀬戸ジャイアンツ」として品種登録されました。
「グザルカラ」 果粒8g程度の欧州系薄黒ぶどう、
品種登録 平成元年3月27日
2.「桃太郎ぶどう」の由来
「岡山県桃太郎ぶどう生産者組合」が「桃太郎ぶどう」の名称で商標登録しました。
(登録日:HlO.3.13)
3.特徴
・収穫期は9月上旬〜下旬
(7月中旬(加温)〜11月初旬まで出荷)
・果粒重14〜15g(ジベレリン処理によりlg〜20g)
・糖度は18〜20度、成熟するにつれ酸味はなくなり香りはありません。
・果皮は薄く、皮ごと食べられます。
・樹勢が強いと果粒の縦に3条の「くびれ」ができやすいです。
・収穫期が遅れると果粒にシミ状の汚れが出ます。
4.栽培状況
・栽埼面積:18ha(H17年度) ※生産流通課調べ
・主要産地:岡山市(旧御津町、旧瀬戸町含む)、倉敷市(船穂町など)
5.流通状況
(販売シェア:生産組合 6割、全農 4割 )
「岡山県桃太郎ぶどう生産者組合」の組合員は、「桃太郎ぶどう」 の名称で県内を中心に独自の出荷箱で販売。
組合員以外は、「瀬戸ジャイアンツ」の名称で主に農協出荷。
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● オーロラブラック
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1.「オーロラブラック」の由来
オーロラブラックは岡山県農業試験場が育成した県オリジナルの品種で、ピオーネのように大粒、種無し
、高糖度で食べやすく、結実良好で栽培しやすい品種の育成を目指しました。
2.品種
オーロラブラックは赤紫色の大粒ぶどう「オーロラレッド」の自然交雑実生を播種、選抜して育成した品種で瀬戸内の温暖な気候に適しています。
ピオーネと同じく路地栽培が可能で、大粒の果粒には種がなく、「岡山県特産のぶどう」として人気が高まっている品種です。
3.特徴
果粒は14〜17gと大きく、糖度は17〜18度で食味良く、果皮色は紫黒色でピオーネより着色しやすいです。
肉質はよく締まっており脱粒しにくく、ジベレリン処理による無核化が可能であり、成熟期は8月下旬〜9月上旬で、ピオーネとほぼ同時期です。
4.平成18年産生産・出荷状況
栽培面積 :15ha(阿山県農林水産部生産流通課調べ)
出荷量 : 7t (全農岡山県本部扱い)
5.主な産地
岡山県南部の倉敷市(玉島)、総社市、瀬戸町等が主産地
6.出荷時期
5月〜9月
7.セールスポイント
ピオーネより着色しやすく、脱粒しにくいのが最大の特徴です。
8.ネーミング
「オーロラレッド」の子供であり、其っ黒く良く着色することから「オーロラブラック」となりました。
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● ピオーネ MADE IN OKAYAMA
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1.大粒、種なし、甘い 三位一体の岡山ピオーネ
ピオーネは、岡山県では昭和58年度から本格的な生産振興に取り組み、官民一体となって県下全域に普及を図ってきました。
大粒、種なし、甘いピオーネは、広く消費者に愛されて、現在では、質量ともに日本一のピオーネの地位を築いています。
2.由来
ピオーネは、巨峰とカノンホールマスカットの交配種で、瀬戸内の温暖な気候に適し、岡山県が全国一の栽培面積を誇ります。
また露地栽培が可能で、芳香ある柴黒の大粒の果粒には種がなく、「岡山県特産のぶどう」として人気が高い品種です。
3.継続
平成14年度からは、将来目標面積1000haに向けて、一層の生産拡大と品質 向上、販路拡大を目指し、県を挙げて取り組んでいるところです。
4.岡山県のデータ(H14)
栽培面積 646ha
生産量 7,860t
出荷量 6,950t
5.主産県ランク
@岡山県(646ha)
A山梨県(471ha)
B広島県(110ha)
C香川県 ( 96ha)
6.主な産地(上位5市町)
@岡山市(76ha)
A新見市(45ha)
B賀陽町(40ha)
C真備町(31ha)
D倉敷市(30ha)
7.出荷時期
4月上旬〜11月下旬(約8ケ月間)
8.特記事項
(1)ピオーネの種なし処筆削こよる亮壁な「大粒・種なし化」の技術は、岡山県が全国に先 駆けて試験研究を行い、昭和53年から4年がかりで、開発したものです。
(2)ピオーネはイタリア語で「開拓者」の意味です。(英語では「パイオニア」)
種なしで大粒のピオーネは、その名のとぉり、「くだものどころ・岡山」の未来を切り開く 「開拓者」といえる品種です。
(3)ピオーネには、脳機能を改善するのに、大きな役割を担うと注目されている新物質 「ペンべプチド」が多く含まれるそうです。
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● マスカット・オブ・アレキサンドリア(Muscat of Alexandria)
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1.高貴の出生
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、二千年以上の歴史を持つ非常に古く高貴な品種です。
マスカット・オブ・アレキサンドリアは、淡黄緑色(エメラルド色)の長円形の大粒の実をつけ、甘みが強く、強いマスカット香が特徴です。
2.強い香り
マスカット香 = 麝香(じゃこう)は雄のジャコウジカの腹部にある香嚢(ジャコウ腺)から得られる分泌物を乾燥した香料、漢方薬の一種でムスク(musk)とも呼ばれます。
ジャコウジカから得られる麝香以外にも、麝香様の香りを持つもの、それを産生する生物に麝香あるいはムスクの名を冠することがあります。
霊猫香(シベット)を産生するジャコウネコ(muskcat)やジャコウネズミ、ムスクローズやムスクシード(アンブレットシード)、ジャコウアゲハなどが挙げられます。
また、単に良い強い香りを持つものにも同様に麝香あるいはムスクの名を冠することがある。 マスクメロンやタチジャコウソウ(立麝香草、タイムのこと)などがこの例に当たります。
3.「ブドウの女王」
香りの強いマスカット・オブ・アレキサンドリアは、かって麝香猫と共に、クレオパトラ(クレオパトラ7世フィロパトル)に愛されたと言われ、「ブドウの女王」の異名を持ちます。
生食が主ですが、時折ワインが作られる他、果汁などはアイスクリームや清涼飲料水、ゼリー、吉備団子などに使われます。
4.1886年(明治19年)岡山マスカット事始め
日本では1880年頃に、アメリカから輸入され他マスカットの苗木が兵庫県稲美町に開設された官営の「播州葡萄園」に植えられたのが最初とされます。
岡山県での栽培は、1886年(明治19年)に岡山県栢谷村(現在の岡山市)の山内善男と大森熊太郎の両氏が士族授産の一環として、播州葡萄園から苗木と栽培技術を持ち帰り、ガラス温室による栽培を成功させたのが最初でした。当時マスカット一箱が米一俵と同じ値段で売れたそうです。
(単純換算するとマスカット一箱、約3万円ぐらいになります。)
5.1886年という年
カール・ベンツが3輪型ガソリン自動車を発明、特許取得。
マンハッタン島に「自由の女神」完成。
大阪市西区京町堀に関西法律学校(関西大学の前身)が開校。
6.マスカット王国岡山
原産地エジプトの高温・乾燥に環境にも似て、岡山の温暖・多照・少雨はマスカット・オブ・アレキサンドリアの栽培に適していました。
その後は露地栽培にも成功し、多くの人々が栽培技術の研究・向上を重ねた結果、今日では日本産マスカット・オブ・アレキサンドリアの殆どを岡山が産出することとなりました。
7.データ
○平成16年産生産 栽培面積 158ha(日本全体の93%)
生産量 2000t
○主な産地 岡山市、倉敷市船穂町、総社市
○出荷時期 5月〜12月の7ヶ月間
8.セールスポイント
「果物の女王」とも呼ばれ、透明感のある黄緑色の果粒に、豊かな芳香と気品あふれる食味が特徴です。
果粒表面の白い粉は、「果粉」(ぶどう自身のミネラル成分)と呼ばれるもので、新鮮さの証しです。
9.美味しい食べ方
果実は洗わず (又は、房ごと丸洗いして)、
少し冷やしてから (甘みが増す)、
皮ごと (皮と果肉の間の薄い層に旨みがあるので)
粒のまま口に入れます。 (種と皮は後で出します。)
果実を噛んだ瞬間に広がる芳香は格別で、芳醇な果汁と甘い果肉の食感が口中に広がります。
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