理事長ごあいさつ

令和4.1

年頭所感

大阪本場青果卸売協同組合
理事長  牛 山  隆 之

新年明けましておめでとうございます。組合員やご家族の皆様方におかれましてはお揃いで健やかに新春を迎えられましたことと、心よりお慶び申し上げます。また円滑な組合運営にご理解、ご協力いただき厚くお礼申し上げます。

さて、新型コロナウイルスの発生状況は比較的落ち着いており緊急事態宣言も解除されております。ワクチンの接種率も全国民の約8割に達し希望する方ほぼ全員が終えられ、3回目の接種もスタートしております。

一方、欧州を始め諸外国では再び感染者が増加しており、国内でも新たな変異株も発見されています。

このようにコロナはまだまだ完全なる終息が見えない状況です。新型コロナウイルスによる影響については組合としましても関係機関と連携し、安全・安心を最優先に引き続き注視し、今後も適切な対応をとっていきたいと考えております。

さて、昨年は9月に菅内閣から突如岸田内閣に変わり、10月には衆議院議員総選挙が行われました。岸田内閣には成長・分配の好循環に向けた具体のビジョンの作成をして頂き、地方や中小企業・我々青果業界まで行き渡るような経済成長を目指していただきたいと考えております。

また、今後益々少子・高齢化の傾向が続きますと国内総生産(GDP)の減少、消費の低迷等が青果業界のみならず日本経済全体に深刻な影響をもたらすことは必至であり国民的課題として取り組むことが強く求められます。

ところで昨年の日本の経済活動はいろいろな分野でコロナ禍の影響を受けましたが、当組合の取扱高は組合員皆様の販売先の形態により異なるところもあり、野菜の単価が相対的に安価で推移したこともありますが、組合トータルとしては卸売業者、産地の皆様のご尽力、ご協力により昨年とほぼ同様な数字を達成することができました。

引き続きパレットの回収や産地トラックの滞留問題等市場内の効率的な物流問題にも市役所や卸売業者と連携し、本場青果業界の集荷力を高めていきたいと考えております。

ところで、弊組合が新年の恒例行事として毎年実施しております「新春講演会並びに懇親会」は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から昨年度に引き続き本年度も中止とさせていただきます。楽しみにされていた方も多いかと思いますが、ご理解の程よろしくお願い致します。

結びに当たりまして、本年も関係各位の相変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げますと共に、2022年(令和4年)が皆様方にとりまして希望に満ちた飛躍の年となりますよう、心からご祈念申し上げまして年頭のご挨拶とさせていただきます。

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