季節の美味しさ真っ盛りマップ 7月~9月

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野菜

茄子(なす)
ナス科ナス属
原産地 インド
5~6世紀頃には中国でも栽培されています。日本には8世紀頃伝わりました。
ヨーロッパには13世紀頃、北アメリカには16世紀頃伝わっています。
日本に伝わったナスは、"崑崙(こんろん)"や"インドの紫瓜"と呼ばれ、奈良時代の「正倉院文書」には、"藍国茄子"の名で登場しています。

長卵形: 千両、金井早真、兼光早生
小卵形: 山形の民田
大球形: 加茂茄子(大芹川)
長形: 山陰の津田長、凡川の熊本長、博多長
米国産: ブラックビューティ(米茄子)

うり
原産地は世界に数多くあります。
かんぴょうや夕顔、ひょうたん、へちまもうりの仲間なんですよ。

白うり:

中国やインド原産と言われ、植物学上ではメロンやまくわうりと同種。
日本では、古事記や万葉集にうりが登場しており、その歴史はかなり古いようです。

にがうり:
(太山川)

熱帯アジア原産で、沖縄や台湾ではキュウリに匹敵する重要な野菜です。熱帯果樹のライチーに似ていることから、"つるれいし"とも呼ばれますが、植物学上はまったく別のものです。

にがうり:
(巾長れいし)

にがうりの中で最も一般的で25~35cmくらいに成長します。

はやとうり:

1917年に日本に渡来、導入された鹿児島の薩摩隼人にちなんで
名付けられました。

冬瓜:

盛夏に収穫されますが、冷暗所に置けば冬から翌春まで貯蔵できることから"冬瓜"と名付けられました。みなさんご存知でしたか?

里いも
サトイモ科
インド東部からインドシナ半島が原産。中国南部を経て縄文時代中期に日本に
渡来しました。稲よりも、早い時期に栽培されていたということになります。
サツマイモ、ジャガイモが登場する江戸時代まで"いも"と言えば"里いも"のことだったのです。里いもは茎の部分が肥大したもので、親いもを食用にする品種と、子いも孫いもを食用にする子いも用品種、又親、子両方を食用にする親子兼用品種に分類されます。
土垂、石川早生、八ツ頭、京いも、ズイキ、セレベス等

かぼちゃ
日本かぼちゃ、西洋かぼちゃ、ペポかぼちゃ等3種類があります。
日本かぼちゃでは、黒皮かぼちゃ、会津かぼちゃが代表的。
原産は中央アメリカ。
16世紀にポルトガル人によって日本に伝えられました。このときカンボジア産の"うり"と紹介されたため、カンボジアという言葉が変化して"かぼちゃ"となったそうです。
西洋かぼちゃは、南アメリカが原産で、幕末の頃に日本に伝えられました。
高温多湿を嫌うため、東北、北海道で主に栽培されました。
ペポかぼちゃは、メキシコ原産。
金糸うりという品種は、"そうめんかぼちゃ"とも呼ばれていますが、日本では、ズッキーニの方が有名。ズッキーニは金糸うりの未熟果なんですよ。

とうもろこし
イネ科トウモロコシ属
マヤ、アステカ文明はとうもろこしを中心とした穀類で発展したと言われ、新大陸に原産する代表的な穀類の1つです。
1492年コロンブスが新大陸を発見したときにヨーロッパに伝わり、以降各地で栽培されるようになりました。アフリカ各地には、16~17世紀に伝わりました。
日本には、16世紀にポルトガル人によって伝えられました。
ヤングコーンはすっかりおなじみですが、ハニーバンダムやバイカラコーンという品種もあります。

オクラ
アオイ科アオイ属
原産地には諸説がありますが、アフリカ東北部原産説が有力です。
2000年前にエジプトで栽培されていました。
日本には江戸時代に伝わっています。オクラとは英名。

ごぼう
キク科ゴボウ属
ユーラシア大陸の北部に広く野生しています。10世紀以前に中国から薬草として伝わりました。世界で唯一、日本で作物化された食べ物です。
食用にしているのは、日本とわずかに台湾だけ。

じゅんさい
スイレン科ジュンサイ属
アジア、アフリカ、きたアメリカ等世界中に自生していますが、食用にしているのは、日本と中国だけ。
日本での主な生産地は、山形と秋田。
古事記や日本書紀、万葉集に、"沼縄(ぬなわ)"と言う名前で記載され、古くから食べられていました。
水中に潜っている若葉や若茎、花のつぼみ等を食べます。

れんこん
スイレン科ハス属
中国原産ともエジプト原産とも言われています。
古代インドでは、神がハスから誕生したという神話から、聖なる花、吉祥の象徴とされ、種が多いことから多産、生命、神秘のシンボルにもなっています。
また、仏の座がハスの花になっている蓮華座は、インド各地で出土しています。
日本では、10世紀に食用にされた記録が残っています。
現在の在来種は、奈良時代以降に中国から伝わったものが各地に広まったもの。

さつまいも
ヒルガオ科サツマイモ属
メキシコ原産と言われています。ヨーロッパにはコロンブスが伝え、やがてアジア諸国に伝わりました。日本には、17世紀に伝わっています。
日本の庶民に浸透したのは、徳川吉宗の時代で、当時の蘭学者青木昆陽が長崎より取り寄せた種子を使って、小石川薬園で栽培に成功させました。

かぶ
アブラナ科アブラナ属
原産地は、アフガニスタン近辺か地中海あたり。ヨーロッパでは紀元前から栽培され、日本へは弥生時代に中国から伝えられました。日本書紀には、持統天皇が五穀を補う作物として栽培を奨励したと記されています。
中国から伝わったアジア型とヨーロッパ型があり、ヨーロッパ型はアジア型より遅れて朝鮮半島から東日本に伝わりました。
アジア型のかぶは、肥大した根が、中型~大型のものが多く、西日本で多く栽培されています。天王寺かぶや今市かぶ、聖護院かぶ、すぐき菜等はアジア型。

大根
アブラナ科ダイコン属
原産地は、あまり定かではありませんが、古代エジプトでは紀元前から栽培されていました。日本には、中国から伝わり、古事記には、"清白(すずしろ)"の名で記されています。
中国大根とヨーロッパ大根、さらに独特の発展をした日本大根に分類されます。
青首大根、大蔵大根、紀州大根、みの早大根、亀戸大根、三浦大根、理想大根、細根大根、桜島大根、聖護院大根、青味大根等は日本大根です。

唐辛子
2000年前に中南米で栽培されていました。コロンブスの新大陸発見の大きな土産として、トマトやさつまいも等と一緒にスペインに伝えられています。日本へは、16世紀にポルトガルから伝えられました。
万願寺唐辛子は、京都府舞鶴市万願寺で唐辛子の交雑種として生まれました。

あしたば
セリ科シシウド属
関東以南の暖かい太平洋沿岸地帯や房総半島の海岸に近い山林、大島、八丈島等の伊豆7島で広く自生しています。
カロチンや、ビタミンB1、B2、C、ナイアミン等のビタミン類やカルシウムを多く含む緑黄食野菜。

モロヘイヤ
シナイキ科ツナリ属
エジプトを中心とする中近東地域で栽培され、高温乾燥の砂漠地帯でも育ちます。
栄養源は他の野菜の中でもずば抜けて高く、ほうれん草と比べるとカロチン約3倍、カルシウム約8倍、ビタミンB1は約13倍もあり、ビタミンCや鉄分も豊富です。
クレオパトラが美しさを保つために食したことでも有名。

おかひじき
アカザ科オカヒジキ属
アジアからヨーロッパ南西部にかけて全国の海岸砂地に自生しています。
日本では、古くから野草として知られ、1830年刊行の本草図譜には、野菜として栽培が始まったという記録があります。

アスパラガス
ユリ科アスパラガス属
南ヨーロッパからウクライナ南部に自生しています。食用として栽培されたのは、紀元前の古代ギリシャが最初。後に古代ローマが野菜としての利用法を世界各地に伝えました。日本には江戸時代にオランダ人から長崎に伝えられ、明治になって本格的に栽培されるようになりました。

松茸

中国産:

6月初旬~10月末まで。
産地が、雲南 ~ 四川 ~ 吉林 ~ 雲南 と移動します。

北朝鮮:

8月中旬頃から出荷が始まりますが、国交がないことと、諸般の社会情勢により入荷に微妙な点があります。

韓国:

9月上旬から入荷が始まり、10月上旬まで。
経済状況がかなり豊かになったため、国内需要もかなりある様子。

果実

バナナ
バナナは熱帯の植物です。日本で採れるのは、島バナナとかモンキーバナナと呼ばれる小さなバナナくらい。普段見かけるバナナは、台湾やフィリピン等から輸入されてきたものです。
バナナが日本に入ってきたのは、1906年のこと。日清戦争によって日本の植民地となっていた台湾から、都島金次郎という人がもって帰ってきたのが始まりです。
大量に輸入されるようになったのは、1950年代から。台湾バナナのブームが起こって、いくら輸入してもすぐにさばけてしまう状態。高度経済成長の時代も輸入量は増加の一途をたどります。しかし、台湾バナナは、1970~1973年にかけて台風の被害にあい、エクアドルからの輸入物に追い越されてしまいました。
中南米のバナナの品種は、キャベンディッシュ。病虫害にも強く、単位あたりの生産量も多い品種です。そこに殴りこみをかけてきたのがフィリピンバナナ。1968年に輸出を開始し、1973年にはエクアドル産を追い越し、1981年には市場の91%を独占しています。現在私たちが食べているのは、ほとんどがフィリピンバナナです。

パイナップル
フィリピンやハワイ、沖縄、台湾で栽培されています。
ビタミンB1やクエン酸、ビタミンA、C等日常不足気味な栄養が含まれています。
それらは新陳代謝を促して疲労回復を助ける働きがありますが、体内に蓄積できないので3回の食事できちんと補給しなければなりません。また、100g中に不溶性植物繊維が1.4g含まれていますので、便秘解消にも役立ちます。
パイナップルは、冷蔵庫に入れて保存しましょう。葉の根元は1cm残したままにします。パイナップルは、メロンやバナナのように追熟しませんので、収穫後に日数を置いても甘くはなりませんので。。。

オレンジ
アメリカ、南アフリカ、オーストラリア、チリ等で栽培されています。
ネーブル種とバレンシア種があります。
ネーブル種は、英語で"おヘソ"の意味で、糖度が高く味がよいので、そのまま食べるのが一番美味しいです。バレンシア種は、ジューシーで薫り高いので、絞ってジュースにするのがオススメ。
美容と健康によいビタミンCを多く含みます。コレステロール値を下げるペクチンも含んでいます。

グレープフルーツ
ホワイトマーシュ種とルビーレッド種があります。
日本でメジャーなのは、ホワイトマーシュ種。果肉が明るい黄色で爽やかな風味が特徴です。ルビーレッド種は、果肉が薄桃色。
グレープフルーツに含まれるビタミンPは、風邪の予防に効果抜群!
半分で、1日に必要なビタミンCの約1/3を摂取することができます。

パパイヤ
フィリピンやハワイ等で栽培されています。
果肉が甘く、南国の香りをもつ代表的なトロピカルフルーツです。
果皮が黄色からオレンジ色に変わり、全体が柔らかくなったら食べ頃です。
パパイヤもビタミンCが多く含まれています。果実の中でもトップクラスの含有率。
パパイヤ半分に約100mgのビタミンCが含まれていますので、18歳以上の1日のビタミンC所要量100mgをクリアします。ほとんど酸味を感じないので、すっぱいのが苦手な人には、ぴったりです。また、食物繊維含有量もバナナの約2倍。

つがるりんご
「ゴールデンデリシャス」を母親にした交配品種。長野県が全国生産量の約1/3を占めます。
りんごは収穫後も呼吸をして、水分を発散しています。水分が蒸散してしまわないように、りんごを新聞紙で包み、その包んだりんごをポリ袋に入れて、冷蔵庫で保存するとよいでしょう。
りんごの表面がべたべたしていることがありますが、それは、りんご自身が作りだした物質で、ワックスや農薬ではありません。果肉内のリノール酸が増加して起こる現象です。また蜜入りりんごの"蜜"は、光合成によって自然に作られるソルビトールという糖質アルコールです。ハチミツ色をしているので、"蜜"と呼ばれています。

ブドウ
ブドウの果面が白いのは、自ら作り出したロウ物質のせい。ロウ物質は、雨や朝露などの水分をはじくことで病気を予防し、果実の水分の蒸発を防ぎ新鮮さを保つ効力があります。
種無しブドウを作るために、"ジベレリン処理"を行ないます。開花の前後に房をジベレリンという薬剤に浸すと種無しブドウができるのです。このジベレリンですが、植物自体が作り出す植物ホルモンなので、全くの無害です。

巨峰:

「石川早生」と「センテニアル」の交配種。
たっぷりの果汁と強い甘味が特徴です。果粒重は11~12gあり、条件がよいと15gを超す事もあります。糖度18%以上で、4月~12月まで出荷されます。

デラウエアー:

アメリカ生まれの品種。
小粒のため、種無しが多いです。

ピオーネ:

「巨峰」と「カノンホール・マスカット」の交配品種。
果粒重の13~15gを目標に生産されています。

参考文献
野菜基本大百科(集英社)
フリー百科事典「ウィキペディア(Wikipedia)」

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