大阪本場青果卸売協同組合
ホームへ 今月の旬便りへ なにわの野菜塾へ 目指せベジフルさんへ 協子さんの知っ得ノートへ


今月の旬便り 瓜

ゴーヤー

苦いメロン
独特な苦味で好き嫌いが分かれるゴーヤーは、ビタミンC等の水溶性ビタミンを多く含み、夏バテによく効く健康野菜です。

界:    植物界 Plantae
門:    被子植物門 Magnoliophyta
綱:    双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:    ウリ目 Cucurbitales
科:    ウリ科 Cucurbitaceae
属:    ツルレイシ属 Momordica
種:    ツルレイシ charantia
学名    Momordica charantia
和名    ツルレイシ、ニガウリ、ゴーヤー
英名    Bitter melon

ツルレイシ

ゴーヤーは1年生のウリ科植物で、中国からインドにかけての熱帯アジアが原産地となっています。
和名を「ツルレイシ(蔓茘枝)」といいます。実が「ライチ(レイシ)のようなものとなる蔓(ツル)」からきたらしいです。
本州では独特の苦味から「苦瓜」と呼ばれています。

九州では(主に熊本県)ニガゴリ、中国語では苦瓜などと呼ばれます。
沖縄では「ゴーヤー」と呼ばれ、古くから郷土料理の食材として利用されています。
「ゴーヤ」という名は中国でにがうりを「クゥーグァー」というのが訛ったものといわれています。ゴーヤーは、産地により品種が異なり、果実も大小さまざまで、色も白緑色から黄緑色・濃緑色など様々です。 形状も表面が細くとがったものから滑らかで太いもの、 多数のコブ状の突起があるものなどがあり、種類によって味も成分の含有量も異なります。九州産は細長くて苦みが強く、沖縄産は肉厚で太く苦みが少ないのが特徴です。

原産地はインド?

ゴーヤーは、インドを中心とした熱帯アジア、及びアフリカが原産らしく、その後中国を経て、沖縄に渡ってきたようです。
いつ頃渡ってきたかは不明ですが、1713年の「琉球国由来記」という文献には、苦瓜の名称が記されてます。
また、1600年代〜1700年代(江戸時代)のいくつかの書物に「苦瓜」の名称が見られるので、琉球国より先に江戸時代の日本国に先に入ってきたことも考えられます。 ただし、この場合は食べ物というより「薬」として利用されていたという考え方が有力のようです。

ゴーヤーの健康応援力

血糖値の調節
ゴーヤーにはインシュリン類似物質(ペプチドP)が豊富に含まれ、血糖値の調節に役立つことが最近の研究でわかってきました。
血糖値や血圧を下げる作用・食欲増進・整腸作用
また、苦味成分のチャランチンとモモルデシン。チャランチンは、すい臓のランゲルハンスβ細胞に働きかけインスリンの分泌を促し、モモルデシンは、血糖値や血圧を下げる作用、食欲を増進する働きや整腸作用があることもわかってきました。
ダイエット効果
ゴーヤーの種の中に多く含まれる共役リノール酸は脂肪燃焼を促す効果があるとされています。
コレステロールの低下
苦味成分のモモルデシン、チャランチンは血糖値だけでなくコレステロールも低下させる効果があります。
コレステロールや中性脂肪などの血中脂肪の低下には水溶性食物繊維が効果的なのですが、ゴーヤーにはそれが豊富に含まれています。  
疲労回復・夏バテ防止
ゴーヤーはビタミンCを他の野菜や果物などに比べて2〜5倍含んでいて、加熱によってもほとんど壊れないのが特徴です。ビタミンCや、緑色のゴーヤーに含まれるカロチンは疲労回復に効果的で、夏バテ防止になります。カロチンは他にもガンの予防、眼精疲労などの快復、目の健康維持に効果があるそうです。
高血圧予防
高血圧予防に役立つカリウムも多く含まれています。

ゴーヤはお肌にいい

ビタミンCは皮膚や骨を作るのに必要なコラーゲンの生成を助ける他、メラニン色素の沈着を防ぎ、肌を若々しく保ちます。
ゴーヤ100g当たりのビタミンC保有量は、同量のレモンの約4倍、同じ夏野菜のきゅうりの約8倍と豊富です。
しかも一日に取るべきビタミンCの目安の50mgがゴーヤ100g(約3分の1)に含まれているので、美容と健康には欠かせない野菜です。

医食同源、薬膳としてのゴーヤー

漢方薬の古典『神農本草経』によれば、「最高の薬は効き目の穏やかな日常の食事」です。
一般的な薬は効き目も強いのですが、性急で強すぎたり副作用があったりします。
ゴーヤーなど食材には様々な効用があり、気候や年齢、体の状態に合わせて効用を組み合わせ上手に日常の食生活に利用すれば、健康増進・老化防止になるでしょう。

ゴーヤーの苦味は心臓をたすける

中国の「五行」思想によると、夏は「心」に気をつける季節です。
「心」とは心臓の働きの他に、感情や思考、意識、判断などの心の動きを統べる働きの事です。
漢方では苦い食べ物が「心」の働きを良くし、ゴーヤーの苦味は暑さで負担が増した心臓を助け、血の巡りをよくし、精神を安定させる働きがあります。
また次のような症状の方は、苦味を欲している身体のサインで、ゴーヤーを食べると良いかもしれません。
  赤ら顔の方、心臓病、高血圧、発熱、舌先の痛み、味がわからない、
  舌の潰瘍など舌に症状があるとき

ゴーヤーの買い方、保存方法

 -買い方-
  表面がツヤツヤしてみずみずしいものを選びましょう

 -苦みの取り方-
  まずゴーヤを縦半分に切って、苦味の元である中の白いワタと種を
  しっかり取りましょう。


 -生で食べる時は-
  塩もみして絞ったあと水にさらしたり、さっとゆでると苦みが抑えられます。

 -火を加える時は-
  ゴーヤの緑色が鮮やかになる程度に短時間で炒めるのがコツです。
  栄養が逃げないように、ゆでるのも炒めるのも短時間の方が栄養の損失も少なく苦みもおさ
  えられます。


 -苦みの少ないゴーヤの選び方-
  新鮮なゴーヤは表面のツブツブも固く、緑色も鮮やかです。
  鮮度のよいものほど栄養価は高いのですが逆に苦みも強いのです。
  苦みの少ないものは、色味がかった熟れたものになります。
  夏野菜ゴーヤーの真骨頂は栄養と苦味が一体になっていることなので、鮮度の良いゴーヤを
  選び、調理の工夫によって苦みを和らげることを心がけましょう。


ゴーヤーのレシピ

ゴーヤーとミミガーの
胡麻酢味噌和え
ゴーヤーともずくのお好み焼き ゴ ー ヤ ー の ス ー プ

真桑瓜

夏の風物。
真桑瓜はかってはスイカと並ぶ夏の水菓子としてよく食されていました。
果実は丸、楕円、円筒形。果皮も品種によって白、黄、黄緑、緑など様々で、上品な控えめな甘さが軽やかで、シャキッとした歯ざわりですが、種の周りに近づく程軟らかくて美味しいものでした。
現在ではメロンに押され中央市場を含め一般には流通しなくなっています。

界:    植物界 Plantae
門:    被子植物門 Magnoliophyta
綱:    双子葉植物綱 Magnoliopsida
目:    ウリ目 Cucurbitales
科:    ウリ科 Cucurbitaceae
属:    キュウリ属 Cucumis
種:    マクワウリ
学名    Cucumis melo var.makuwa
英名    Oriental Melon

オリエンタル・メロン!!

マクワウリ(真桑瓜、英名:Oriental Melon)はウリ科キュウリ属で、学名はCucumis melo var.makuwaと言うメロンの一変種です。
古くから日本では古くから親しまれ食用にされてきました。
アジウリ(味瓜)、ボンテンウリ(梵天瓜)、ミヤコウリ(都瓜)、アマウリ(甘瓜)、テンカ(甜瓜)、カラウリ(唐瓜)といった様々な名称で呼ばれてきました。

真桑瓜の「真桑」は地名

真桑瓜の原産地はアフリカ、もしくは中近東・インド付近原産の野生種から発達し、メロンとルーツを同じくするというのが定説です。
それが中国へ渡り、韓国を経て、三世紀頃第15代応神天皇の御世に我が国に渡来したと考えられます。
その後、既に五世紀頃には、日本でも多くの品種が育成されていたといわれ、弥生時代の遺跡から種子が発見され、その後古事記や万葉集にも登場します。
真桑瓜の「真桑」は地名で、岐阜県の名産地真桑村から来ています。
(真桑村は弾正村と合併して真正町になり、真正町と糸貫町が合併して現在本巣市になっています。)

鳥が種をくわえて運んできました

真桑村にこの瓜が伝来したのは(本巣に伝わっている古文書では)鳥が種をくわえて運んできたとされています。
この瓜時の朝廷に献じたところ大変に賞味され、「清暑の霊品なり」と「真久倭布里」の名を賜り、皇室の御菜園にも作付けされ、全国に知られるようになりました。

信長献上の水菓子

その後も真桑瓜は夏の高級果として珍重されました。
岐阜城主となった織田信長は地元の名産品として朝廷に献上し、大変に喜ばれました。
清涼殿内御湯殿に仕えた女官の日記『御湯殿上日記』(宮廷の日常を知る好史料で文明9年(1447)から文政9年(1826)のものが残っています)に「天正三年六月

廿九日のふなかよりみののまくはと申す名所のうり二つしん上」と言う有名なくだりがあります。つまり信長が美濃真桑の名産の瓜(マクワウリ)を天皇に進上したということです。

幕府のプロジェクト"MAKUWAURI

くだものがよくできなかった江戸時代には"水菓子"として真桑瓜が武家・町民を問わず人気を集め、江戸城の宴会でも使われていたそうです。
でも遠い美濃の国から瓜を取り寄せるには手間もお金もかかるので、寛永年間(三代家光の頃)、幕府は武蔵国多摩郡府中町・是政村と、新宿の成子坂付近に幕府直轄の「御瓜おうり畑」を設置しまし

た。
ところが種を取り寄せ、いざ栽培しようとしたところ、江戸の農家ではうまく作れなかったそうです。
そこで将軍家では、タネと一緒にベテランの農民三人を下真桑村から呼び寄せ、栽培にあたらせ、やがて府中の後前栽畑からは数千個の真桑瓜が江戸城に運ばるようになりました。

幕府の御用瓜

このうりには徳川家の家紋にちなんで「葵瓜」の名までつけられました。
葵瓜は"御用瓜"の立て札をかかげて街道の人びとを土下座させながら城内まで運び込まれたと伝えられています。

メロンとして販売

明治期にはマクワウリを「メロン」と称して売っていました。
真桑瓜の形のメロンパンができたり、マクワウリの亜種が「網干メロン」(主に兵庫県姫路市周辺で栽培)と呼ばれているのはこの名残だそうです。
長い栽培の歴史があるため、「網干メロン」は、「ペッチンウリ」「女鹿メロン」「加古川メロン」などの亜種が多く派生して現在に至りました。

昭和30年代〜プリンスメロンの誕生

最近は店頭に見かけなくなりましたが、クーラーはまだ無く、やっと電気冷蔵庫が普及し始めた昭和30年代。
真桑瓜は「マッカ」と呼ばれ、スイカと共に庶民の水菓子として親しまれました。
1962年頃、マクワウリとネット系メロンを交配させた甘い"プリンスメロン"が登場しました。

ロイヤルウェディングにあやかって、その名もメロンの王子と命名された「プリンスメロン」は、サカタの種が開発した西洋のネット系メロン系と、真桑瓜系品種の融合した東西メロンの交配品種で、小型メロンの革命でした。
プリンスメロンは、高級メロンの中で一時はメロンのシェアの50パーセントを超える人気が集中しましたが、やがて高度経済成長、家庭の急速な電化と生活レベルの向上と共にアンデスメロン、アムスメロンなどをはじめ、様々な品種の開発・登場する中、徐々に片すみに追いやられ姿を消していきました。

真桑地区で「マクワウリ研究会」発足

メロンやもっと甘味の強い瓜が市場に出回り、真桑瓜の栽培は途絶えかけました。
日本での発祥の地、岐阜県本巣市真桑地区では昔はほとんどの農家が栽培していましたが、70年代以降忘れられた果物となっていきました。
が「真桑の名がつく伝統の果物、なんとか復活を」という農家が中心となって92年に発祥の地真桑地区で「マクワウリ研究会」(21人)結成され栽培が復活しました。

今年は、7月20日〜8月10日頃収穫予定ですが、量が増えたとはいえまだまだ中央市場に回るほども無く、 地元のJAもとす(http://www.ja-motosu.jp/)フレッシュセンターなどで、一個200円から300円(予定)の販売になるそうです。(毎日新聞7月5日朝刊)

現在は飛騨・美濃伝統野菜

岐阜県は、県内で古くから栽培されている特色ある野菜や果樹等で、要件を満たす品目を、岐阜県が『飛騨・美濃伝統野菜』として認証され、第一期(平成14年)16品種の13番目として真桑瓜が認証されました。
他には 1.あきしまささげ 2.あじめコショウ 3.きくいも 4.菊ごぼう 5.桑の木豆 6.沢あざみ 7.十六ささげ 8.千石豆 9.徳田ねぎ  10.西方いも 11.飛騨一本太ねぎ 12.飛騨紅かぶ 13.まくわうり14.守口だいこん 15.わしみかぶら 16.堂上蜂屋柿
(http://www.pref.gifu.lg.jp/pref/s11423/dento-yasai/dento-01.htm#13)

韓国では人気の果物

韓国ではチャメと呼ばれて、現在もブドウやスイカと並ぶ夏場のポピュラーな果物の一つです。
各地で盛んに栽培され、郊外や農村には直売所が設けられています。

3ヶ月ごとの季節の美味しさ真っ盛りマップ<7〜9月>へ 3ヶ月ごとの季節の美味しさ真っ盛りマップ<10〜12月>へ 3ヶ月ごとの季節の美味しさ真っ盛りマップ<1〜3月>へ

組合概要・沿革

組合活動

理事長からのメッセージ

お問い合わせ

サイトマップ

大阪本場青果卸売協同組合 copyright(C) 2004 OSAKA HONJOU SEIKA KYODOKUMIAI .All Rights Reserved.